おすすめな<BL> 2008

BL 崎谷はるひ、中原一也

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「花がふってくる」 崎谷はるひ ダリア文庫
 ※ 傲慢も過ぎれば間が抜けるんだねえ。というかなんというか、自分に向けられる好意に鈍感な色男ってのはタチが悪いっつーか。だからこそ世話をやかせる秋祐のすべてが自分のものではなかったんだと気づきもせず、当然のように世話をやく己に疑問も抱かず、何があろうと変わることはないのだと信じきっているというのが。傲慢なんだか純情なんだかわっかんない。
 読んでる間中「アホかおまえは」とつぶやいていましたが、読み終われば間抜けすぎていっそかわいいです。
 おまけに「何か」を起こしたのが自分で、そのせいで何もかも変わってしまうしかないのだと気づいたとたんに決断を下す、行動に移す、やっぱり何一つ迷いがないのが素晴らしい。秋祐からしたら悩んだ分だけ悔しいっていうか時間を返せって思わないのかしら~。(もっとじらせよ、とか思ったけどそんな余裕ないかぁ)
">花がふってくる (DARIA BUNKO) (←アマゾン)

 

「野良猫とカサブランカ」 中原一也 アルルノベルス
 ※ 律が生意気でちょっとうざいかとも思うが対する須田もひとこと言われれば二言返してやりこめる、いいコンビかもね。ネタがシモにかたよってますけど漫才みたいな掛け合いがたっぷり楽しめます。まぁね、律は生意気に鎧っていなくては壊れてしまいそうだったんだろうなーとも思うので仕方ないとこあるよねえ。それでも間違ったことも何もかも、自分が決めたことは自分で受け止めるという姿勢はあぶなっかしくても好きだな。須田もさぁ、見せてる態度のわりにけっこー余裕ないっすね。本音もらして撤回したり、悋気みせたり。またそれに律がいちいち振り回されるんだけど。
 掛け合いのわりに話はけっこーキツキツにシリアスです。まったく、山辺みたいなのは即効死んじまえばいいんだ。ケッ。(それじゃ話にならねーか)
">野良猫とカサブランカ (ARLES NOVELS) (←アマゾン)

 

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BL 「マンガ家シリーズ」 榎田尤利

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「きみがいなけりゃ息もできない」
 ※ 「マンガ家シリーズ」読了~、といっても全部じゃないんですけどね。とりあえず。
 「きみがいなけりゃ~」は実は円陣闇丸さんがコミック化した作品の方を先に読んでました。コミック用にエピソード練り直してたりカナメの扱いに違いがあったりでどっちかっていえばコミックの方が好きかな。でも絵だけではよく見えなかった東海林の恋愛方面でグズなとことかルコちゃんが意外と考えてるとことか面白かったです。ルコちゃんはそりゃもう変なわけだけど、東海林も結構変だよね? ルコちゃんに引きずられてそうなとこはあるけど、わりと自分のことっきゃ見えてないし。そんなわけでルコちゃんの新作がそのうち出るというのが楽しみなところです。
">きみがいなけりゃ息もできない [新装版] (ビーボーイノベルズ)
">きみがいなけりゃ息もできない (ビーボーイコミックス)

 

「ごめんなさいといってみろ」
 ※ んでこれ。あとがきに(自分はあとがきが先です、とは前にも言ったか)プリンの用意を、と書いてあるのをみてなんだそれはと思ってたわけですが。あはは。読み終わった後にプリン用意して食いましたともさ。普段はほとんど食べないんですけどねー>プリン。
 それだけ? っていや、お話は文句なく面白かったです。素直すぎて頑固で意地っ張りな律とオトナな風だけど実は結構子供っぽいんじゃないの、な久々野との掛け合いは楽しいし、おんなじように噛み付いてるみたいでいてちょっとずつ温度が違ってくのがするん、と納得できるのがいいのかなぁ。
">ごめんなさいと言ってみろ (ビーボーイノベルズ)

 

「吸血鬼には向いてる職業」 榎田尤利 ビーボーイノベルズ
 ※ ついには吸血鬼ときたもんです。いや、すんごく楽しかったけど。一番好きかも~。
 死なない吸血鬼が究極の暇つぶしにマンガ家を選んだついでに編集をいぢめては遊んでた訳ですが、新しく担当になった藍は一筋縄ではいかなかったのです。と、そう言うと身も蓋もないか。
 瑞祥が吸血鬼だとわかってなお原稿第一な藍との微妙にずれたやりとりとか。原稿しか頭にないオタクに見えて内に寂しい気持ちを抱えた藍に、自身の永遠と重なるものを見てか無自覚なまま手を伸ばす瑞祥の気持ちとか。コミカルとシリアスの振れが大きいのに戸惑う隙もなく持ってかれちゃうのがなお楽しい。ついでに言うならラスト直前
「と、御伽噺ならこのへんで終わってもよさそうなものだが、そうはいかない」
 と続く切り替えしが! いいわー! このセンスが好き~。
">吸血鬼には向いてる職業 (B-BOY NOVELS)
 あ。疲れてくると耳もシッポも出っ放しになってくるケイトがかわいいのにゃー。

 

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BL 英田サキ、水壬楓子

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「すべてはこの夜に」 英田サキ クロスノベルス
 ※ 表題作を含む短編集です。その表題作は雑誌でも読んだんですが、ラストページを読んだ時にはもうどうしようかと思いました。いや、自分がどうしようもこうしようもないんですけどね。ああでも不思議と、うん、なんだか大丈夫って思ったなぁ。加持と湊が、思い悩んだ末に結論を得た後だったから。この先どんなことになってもまぁ仕方ないよねって漠然と。それこそ自分がそんなこと感じててもどうにもなるもんじゃないんですけど。でもだから、読後感はよかったです。
 愛しいという気持ちが、そこにあるのだから。
">すべてはこの夜に (CROSS NOVELS)
 あ、出来ればあとがきを読む前に(自分はたいていあとがきが先です)本編を読んだ方がより一層緊迫感とか焦燥感とか味わえますよ~。あとがき、ちょりっとネタわれてるんで。

 

「桜姫」
「ルナティック・ムーン」
「ミスティック・メイズ」 水壬楓子 キャラ文庫

 ※ 人外ものです。異星人です。――あのね、だから異星人なんでしょ? 身体機能も生殖機能も、おまけに性感帯(きゃ!)も地球人とおんなじなんですか? 年齢とかその他年換算してますけど、それも地球とおんなじなんですか? ――とかいう突っ込みはBLなんだから野暮ってことですね。ハイ。
 そこんとこに目をつぶれば話は面白かったです。いや、イイです。

 彼は、自分が望む時に望むように身体を開く。それは目も眩むような幸福な瞬間に違いない。……”事情”がなければ。彼がそう望んでしているのであれば。
 自分が常識だと思ってることが相手にはまったく通じなくてすれ違う。もどかしくて苛立っても拗ねても相手は戸惑うばかり……。それでも少しずつ重なる指先に熱がこもっていく感じが好きです。基本的に二人とも素直だしね。
">桜姫 (キャラ文庫)
">ルナティック・ゲーム 桜姫2 (キャラ文庫)
">ミスティック・メイズ 桜姫 3 (キャラ文庫 )

 

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