おすすめな小説 2006

商業誌デビュー! おめでとー☆彡

 5月に感想を書きました一枝唯さんの商業誌デビューが決まったようです。
 おめでとーございまーす。

ZIGZAG ONLINE 
「翡翠の宮殿」関連作発刊決定!

 というわけでZIGZAGノベルズにて2月5日発売ですね。やー、楽しみ~。
 紙媒体で読めるのはものすごーーーく嬉しいです。これが売れたら(失礼)<翡翠の宮殿>もノベルズで読めるかしら~。ららら~。
 みなさん、私のためによろしくね~☆彡 (またですか)

<翡翠の宮殿>の感想(2006/5/13)
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~12/23 HQ L・フィールディング、S・ローレンス

ハーレクイン

I1850「いつかかなう夢」 リズ・フィールディング
 ※ 事故で車椅子の生活を余儀なくされたマティは、いとこの結婚式で花婿の友人、セパスチャンと出会う。マティの車椅子にも動じることないセバスチャンと楽しいひとときを過ごしながらもどうせすぐにいなくなるのだからと惹かれる気持ちをセーブする。
 どんなにけんつくした態度をとっても辛抱強く口説くセバスチャンがいい。逆を言えばマティは頑な過ぎる……。事情は分かるし、そりゃ怖いだろうとも思うけどひたすら顔を見るのもイヤ、な態度をとるのはあんまりだろう。ま、そんな態度を取るたびにセバスチャンに負けて一緒に出かける羽目になるわけですけどね。
 そんなわけでセパスチャンがくじけずたゆまず、ちょっぴり強引に(でもマティの気持ちを優先しながら)誘惑しているので気持ちよく読めます。

 

HS145「仮面舞踏会の夜」 ステファニー・ローレンス
 ※ 父親が亡くしたジョージアナは長くくらしていたイタリアからイギリスに戻ってきたが、頼るはずの叔父はすでに亡くなっており、残るいとこはろくでなし。しかたなく隣の領主であるオルトン子爵、ドミニクに助けを求め、彼の妹ベラのもとへと向かうことになる。
 とかなんとか、身寄りもないのでなにか仕事を見つけようとするジョージアナを説き伏せて社交界にデビューさせ、結婚相手を見つけるように言うのだがいつの間にかドミニクにかなうはずもない恋をしたジョージアナは誰に求婚されても断るばかり。
 で、美人ではないけれど印象的で自立心があってかしこいジョージアナにこちらもいつしか心惹かれたドミニクがあれこれと口説くんだけれど、「私みたいな小娘に彼が本気なはずがない」とか「遺産として残された地所が欲しいんだ」とか結婚をほのめかすたびに拒絶する始末で。いやー、頑固っていうのかなんてゆーのか。でもなんか、かわいいんだな。いいかげん納得しろよ、とは思うもののジョージアナはジョージアナなりに考えた結果で悲観的になってるわけで。なんでかってーとそれもこれも、ドミニクがイギリス紳士らしい(情熱的ではない、てこと)誘惑しかしないからだってんだから、さすがイタリア育ち。
 結構楽しく読みましたよ~。

 なんだか、意図したわけではないけど似たような話だね? 頑固すぎるヒロインは苦手な部類なんですが、この2作品は楽しかったです。不思議~。やっぱりヒーローがガーガー怒らず、諦めずに口説くのがいいのかなぁ。

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~12/16 HQ M・マクローン、E・ウィルクス、N・ヒリヤード

ハーレクイン

L1156「大富豪の誤算」 メリッサ・マクローン
 ※ 大富豪のヘンリーは友人との賭のため、破産して仕事をさがしていると偽ってエリザベスの経営する農場で1ヶ月だけ働くことになる。最初は当然のことながら農場の仕事はおろか日常生活でも失敗を繰り返すがそれでもめげない。幼い弟妹たちの生活を支えなくてはとキツイ生活に耐えてきたエリザベスは、彼女を楽しませようと気を配るヘンリーにに気持ちが明るくなっていく……。
 かわいらしくて楽しい話です。子供たちもかわいーし。エリザベスががんばりやで、がんばりすぎてくじけそうになるときに、ヘンリーが金にあかせるんじゃなくてお掃除したり、思い出深いブランコを直したり、妹たちにやさしくしたりするのがいいの。エリザベスじゃなくたって恋におちるよね?

 

D1092「年上の恋人」 アイリーン・ウィルクス
 ※ 事故を起こしたあと、助けてくれたシーリーを探し出したベンは看護の仕事をたのむことにする。真面目一方だけれど女性と真剣なつきあいはしないと思われていたベンだが、謎の多いシーリーに心惹かれていく。
 スピンオフ作品で(たぶん。読んでないけど)脇役だったらしく、ベンはヒーローとしてはめずらしく堅物で典型的な兄貴タイプである。らしくないタイプの話も好きだなぁ。
 ヒロインは超常能力を持っていてそのせいで少しかたくなだけれど、ペンは諦めるつもりもほっとくつもりもないのですよ。

 

R6「黒い星のかげで」 ネリナ・ヒリヤード
 ※ 初期のロマンスらしく、真面目でやさしいヒロインに底意地の悪い妹がいて、で婚約者を奪われた傷心のままにボスと契約結婚をすることになる、という話ですね。最初は契約だったけれど惹かれ合い本当の夫婦になる。そこに妹がやってきてヒーローを誘惑しヒロインを陥れようとする……。
 とはいえ結構素直な話だったなー。あまり非道いことにもならないし、ヒロインもヒーローもあまり変な葛藤もせずにくっついたし。ふわふわとやさしい気分で読めました。

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~12/13 野梨原花南、高里椎奈

ライトノベル

「マルタ・サギーは探偵ですか?」4巻 野梨原花南 富士見ミステリー文庫
 ※ うっそー、ここで終わるんですかぁっ? マジですか>アンタ(アンタ呼ばわりか……) あげく次は短編とか言いますか。いやっ、ひどいっ。
 めずらしくぐだぐだとマルタが考え込んでたりしてたのにぃ。その分微妙にキレてらしくない(かなぁ、って)ことするから……あうあう。はぁ、容赦ねーよなー。
 続き、お願いします。よろしくです。うわぁーーーんっ。(ちょっとは落ち着け……)
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4829163763 マルタ・サギーは探偵ですか? (4)
野梨原 花南
富士見書房 2006-12


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">マルタ・サギーは探偵ですか? 4(←bk1)
 改めて見ると、表紙イラストがまた……。ちくしょう、容赦ねぇ。

 

「銀の檻を溶かして 薬屋探偵妖綺談」 高里椎奈 講談社文庫
 ※ えー、ミステリじゃないよね。まぁ、ミステリじゃなきゃオッケーだと思います。なかなか楽しかったですよ。
 それより大きな問題が一つありましてね。……いや、登場人物のひとり、リベザルの名前がどうしても、どうしても”リザベル”に見えちゃうんですね~。心の中でなんど訂正してもダメ。しょうがないのでわたくし的にはこの子の名前はリザベルです。見た目は子供だしかわいらしくていいじゃーんっ。(ヤケ)
">銀の檻を溶かして―薬屋探偵妖綺談 (←アマゾン)
">オンライン書店ビーケーワン:銀の檻を溶かして (←bk1)

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~12/1 足塚鰯、神埜明美、須賀しのぶ

ライトノベル
大分長いこと抱え込んじゃったな~。

蒼闇の刻 偽りの終焉」 足塚鰯 コバルト文庫
 ※ 本筋は、というかカティたちの旅はまだまだ先がありそうなのですが、少しずつ話は進んでいるようです。蒼闇王が特別な理由とかガイルの心境とか冥王さまの登場とかね。それにしてもカティがとりあえず出来ることをやろうと頑張ってるのに外野がうるさい話、だよねえ。(全部神様だけど) まぁカティもいい子なばっかりでもないとこが見えるといいんじゃないの。
 とりあえず今回はわがままお嬢のユーマルーフの出番が少なくて嬉しいかぎり。うざいわ、あのガキ。なんであんなのを王にしたんだか。人間のままならとりあえず100年足らずで死んだのにねー。(をい)
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4086008521 偽りの終焉
足塚 鰯
集英社 2006-11

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">偽りの終焉 (←bk1)

 

「ある日突然、災難ガール まさつ部活動日記」 神埜明美 コバルト文庫
 ※ うーん。面白かったことは面白かったんだけどー。んんん? なんか微妙になっとくいかない感じ。ヒロインの性格が後ろ向き、とか気が弱い、とかときどき書いてあるんだけど、話を読んでる限りではそんなことない感じがするんだよねえ? 作者が最初に設定した性格と、物語が要求するヒロインの性格と、よくキャラクターが勝手に動くといいますがそんな風に生きてきちゃった性格と、なんかばらばらになっちゃってるような。作者さんは、前の話をみてもキャラクター先行というよりストーリー先行じゃないかと思うんだけども、もうちょっとキャラクターの手綱をゆるめてもいいんじゃないかな。まぁ、読み違いでしたら申し訳ないが。
 あとヒロインが微妙にまさつ部の蚊帳の外なのがちょっとなぁ。ヒロインはヒロインなりに置かれた立場で頑張ってるのですが、なんとなくお客様なのが物足りない。そりゃまぁ、まさつ部に対して今回依頼人な立場ではあるのですが、でも成り行きとはいえ入部しちゃったんだしさぁ? と思うんですけど。あんなに一生懸命なんだからもっと活躍させてあげてよ~。
 で、何度も言うようですが、結構面白く読みましたよ?
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4086008548 ある日突然、災難ガール―まさつ部活動日誌
神埜 明美
集英社 2006-11

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">ある日突然、災難ガール (←bk1)

 

「ブラックベルベット 緋の眼」 須賀しのぶ コバルト文庫
 ※ 六大主教のひとり、サンティスが若かりし頃の話です。総主教ヴァルカーレと幼なじみであったサンティスが、彼との関係に悩み疲れているころの話……。胡散臭いばっかりで真意の見えないヴァルカーレが、やっぱり真意は見えないながら苛烈な性格の一端をみせています。そして二人の謎。
 六大主教にはろくでもないのしかいないのか……と思ってましたが、サンティス、いいじゃん。というか、雑魚(あつかいかよ)であれだけ苦労したのにキリたち、大丈夫なのかねぇ。敵役が見えないままだとこちらも一方的に片方を応援してしまうわけですが、まだ全容は分からないながらヴァルカーレにはヴァルカーレの目指すところがあるのだと思えば、これから先の両者の対決が楽しみにも怖いようにも思えるのです。
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4086008513 ブラック・ベルベット―緋の眼
須賀 しのぶ
集英社 2006-11

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">ブラック・ベルベット (←bk1)

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~11/21 西城由良、沖垣淳

ライトノベルな新人さん~

「宝印の騎士」 西城由良 ウィングス文庫
 ※ いや~、楽しい~。いいねぇ、男の子たちが走るはしる走るのよ。つか、悪党に追いかけられたり、どうしようも無い状況下で逃げてたりするわけですがもー、必死で走ってなんとかしようとがんばってるのがいいんですよ。
 脇のまっとうな大人たちもいいです。おっとりしてるけど意外と行動的な帝王サマとか校長先生とか。ノイルは目の敵にしてましたが試験管も好きだわ。生まれ育ちのせいでひねくれてしまってるノイルや気位が高いばっかり(にみえる)ティフェールやもっとスノッブで莫迦なおこちゃまに対してきちんと大人で先生なんだもん。えらぶらなくても坊主たちが尊敬できるタイプの大人、ね。がんばれ坊主たち。
 続きが出るなら今度は宝印使い見習いとしての活躍が見られるんだよね。楽しそうかも~。
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4403541127 宝印の騎士
西城 由良
新書館 2006-11


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">宝印の騎士 (←bk1)

 

「かむなぎ ―不死に神代の花の咲く―」 沖垣淳 GA文庫
 ※ 少年は護りたいものを得て強くなるのだ、というお話。かな。面白かったです~。
 生まれたそのときから宿業と異能を持って生まれた千尋を預かり護る事になった真幸。はじめこそ感情を顕わにしない千尋にいらだったものの、真幸の母、沙耶子がべたべたに可愛がるうちにほころぶように愛らしい初めての妹にめろめろです。「おにいちゃん」なぞと呼ばれちゃったらねぇ~?
 その千尋を力およばず攫われてしまい、助けに向かう真幸の長い5分がある。支援をするいすず、みすずが「5分持たせろ」というその5分。その5分の間、自分の力にうぬぼれていた真幸がいたらぬ自分を自覚し、開眼し、めきめきと力をつけていく。そらもう、人間として上等レベルから神器レベルですからねぇ。『ジャンプ』ですかこれはってぇ程です。(正直、その広い屋敷のそっちからあっちへ駆けていくだけでも1分は楽にたつんじゃないの、とか思うけど野暮ですか、やっぱ)
 そして攫われた千尋も、その宿業ゆえあまり生きることに執着がなかったのですが、可愛がってくれた沙耶子や真幸にきちんとお礼がいいたいの、と一生懸命考えて頑張っているのが可愛らしいです。5歳になるやならずながら、それはもうしっかりと己を律するけなげさったら! いやんもぉ、猫かわいがりした~いっ。(どうどう)
 あ、その。えー、文章も構成もしっかりとしていて、読み応えありました。主人公達もいいですが沙耶子やいすず、みすずの女性陣も好み(登場する女性、全員強いスよ……)だし、風伯や媛、笙の人ならぬものたちも良かったです。そうねー、敵役のキャラが微妙かなぁ~?
 次の作品が楽しみです。
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4797337133 かむなぎ 不死に神代の花の咲く
沖垣 淳 睦月 ムンク
ソフトバンククリエイティブ 2006-10-12


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">かむなぎ (←bk1)

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~11/2 HQ E・J・フェッツァー、M・レノックス

ハーレクイン

LS260「ジェラシーは罪」 エミリー・J・フェッツァー
LS264「残酷なランデブー」 エミリー・J・フェッツァー
 ※ すごい、ハーレできちんとミステリとかサスペンスが書けててロマンスも不足なく読めるなんて~。大抵はミステリがお粗末だったり、サスペンスがやりすぎだったりするんだけどねぇ。お上手~。(や、莫迦にしてるわけではないけど、ハーレクインというカテゴリーで読む以上ロマンス以外の部分がイマイチでも仕方ないと思ってるわけですよ)
 どちらも昔別れた恋人と再会し、二度と傷つきたくはないからと離れようとするものの状況がそれを許さず、否応なしにまた惹かれていくという話です。ロマンス部分は。
 で、その否応なしのところのサスペンスとかミステリな部分が息をつかせないので読んでるウチは細かいことは気になりません。が。両作品のヒーローは兄弟なんですけど、あんたらなぁ、大概にせぇよという理由で過去、別れ話に至っていまして。職業や身体はともかく性格が甘ったれてませんかね。それでもいいのね? ヒロインたち? ま、反省が無いわけでないし、今度はきちんとヒロインに向き合って逃げないのでいいとしましょうか。

  

I1838「砂漠の楽園」 マリオン・レノックス
 ※ いつかいなくなってしまうのなら、最初からいらないっていうのはよくある理屈ですが。今手に入れられなくて惨めな気持ちでいる、ソレはいつか無くしたときに感じる喪失感とどれほど違うっていうんですか。
 って、いつもながら首根っこひっつかんで揺さぶってやりたいヒーローです。
 ヒロインの方はね、あまり幸せとは言えない育ちだけれどガッツがあって前向きでがんばりや。年の離れた妹もかわいいの~。このガッツで素直に恋心を告白してるのにぐずぐずしてるんだからヒーローのヘタレっぷりときたら! なぁ! ラスト近く、本人無視であーだのこーだの言われまくってるあたり、ざまぁごらんあそばせでございますよ。ふふん。
 いや~、楽しいお話でした。

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11/15 「毒杯の囀り」P・ドハティ

ミステリー

「毒杯の囀り」 ポール・ドハティ 創元推理文庫
 ※ えっとね、物語としていうなら面白かったですよ。主人公他、登場人物も人間的で魅力的だし、14世紀のロンドンの雰囲気もたっぷりだし。だし。
 でも次読むかってーと、私は無理かも。なんでかといいますと~、そりゃね~。この時代のヨーロッパの都市部が汚いっていうのは知識として知っていましたとも。ええ。でもさぁ~、何もここまで執拗に汚い、くさいの描写をしなくてもいいと思うの。ううう。ときたま、文庫を持つ指を放してぷらぷら(何かを)振り払いたくなりましたデスよ……。主人公が街が汚かろうと猥雑だろうと気にしないならまだしも、結構気にしてるしなぁ。主人公が目を背けるたびにこっちも目を背けたくなるのよぅ……。
 うええん。どうせぬるいハーレクイン読みなのよ。たとえタイムトラベルできたとしても中世ヨーロッパになんか、絶対に行かない~っ。ぜぇはー。
 いやだから。お話は面白かったです。ミステリなのですが、謎解きに詰まっても諦めない主人公達は良かったし、読み応えもたっぷりあったと思います。(目をそらし気味でしたが) あとね、幼い国王がにっこり主人公に向かって言い放つとこは好きだな。先行きが楽しみなお子ちゃまですよ。
 だからやっぱり、潔癖性以外の方におすすめいたします……。(何げに失礼?)
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4488219020 毒杯の囀(サエス゛)り
ポール・ドハティー 古賀 弥生
東京創元社 2006-09-30


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">毒杯の囀り (←bk1)

「毒杯の囀り」 ポール・ドハティ 創元推理文庫

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「ちいさな人形とちいさな奇蹟」R・フィールド

10月中に読み終わったのは覚えてるんだけどね~……。
もとは児童文学として出版された物語です。

「ちいさな人形とちいさな奇蹟」 レイチェル・フィールド ランダムハウス講談社文庫
 ※ 幸運を呼ぶというナナカマドの木で、小さな女の子のために作られた小さな人形、ヒティの物語です。まさに冒険と言うのがふさわしいお話で、不自由な(人形ですからね)身体ながら運を天に任せて海を渡ったり、干し草の中に忘れ去られたり、展覧会にガラスケースに収められて飾られたことだってあるのですよ。
 そうして人形が語る長い物語は今居るニューヨークのアンティークショップへと戻ってきます。ここに連れてきてくれた老紳士が「きっと、メイン州から出たことがないんだろうね」と言っていたけれど、彼女の冒険は想像ができる程生やさしいものではありません。
 人形が主人公なので、もちろん彼女が積極的に何かできるわけではありません。置き去られては「戻ってきて」と祈るしか出来ることはないし、運命によって別れた主人たちのその後は何一つ語られることもないのです。翻弄される、と言うのが正しいでしょうがそれでもなんだか、ヒティのポジティブな語り口で元気になってくるようです。
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4270100419 ちいさな人形とちいさな奇蹟
レイチェル・フィールド 安野 玲
ランダムハウス講談社 2006-05-01


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">ちいさな人形とちいさな奇蹟 (←bk1)

「ちいさな人形とちいさな奇蹟」 レイチェル・フィールド ランダムハウス講談社文庫

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~11/9 HQ S・ロジャーズ、C・コーベル、H・バーナード

ハーレクイン

D1135「熱いオークション」 シャーリー・ロジャーズ
 ※ おお。なんて典型的なハーレクインシチュエーションがたっくさん!
 まず、秘書の思いに気が付かないボスがあるきっかけで意識しだす。自分は結婚に向かないから真面目な女性には手を出さないと誓っている。秘書がシークレットデートオークションで競り落としたのはなんとボスだった。実は秘書はボスへの想いを諦めて赤ちゃんだけでも欲しいと人工授精を考えている。想いを秘めたまま、オークションの賞品である二泊三日のスキー旅行にでかける。etc.etc.
 いやー、これだけ盛りだくさんで話が破綻しないんだからすごいねぇ。ヒーローもヒロインも厭味のないタイプだし、あまりうだくだしてないし、いいんじゃないでしょうか。

 

D500「ロマンチックじゃない?」 キャスリーン・コーベル
 ※ ああ、これいい。好みだよ~。
 大好きだった老婦人のために理想のお葬式をやりなおしてあげるのよ! と幼なじみのピートと一緒に旅にでるブルック。なんかもう、明るくて前向きでユーモアたっぷりでかわいらしくて大好きよ~。
 なにしろ理想のお葬式っていうのが、ジャズ演奏付きでエルヴィスのそっくりさんに賛美歌を歌ってもらって、参列者には風と共に去りぬの扮装をしてもらうというもの。あ、暴走族に送られるってのもあった。それをひとつひとつ、故人を偲びながら(というか、大騒ぎだけどさ)叶えていこうという旅なのだ。
 すっごく楽しかったですよ。

 

I1783「銀色の森で」 ハナ・バーナード
 ※ 自分は恋愛依存症なんだわ、だから一年は男性と付き合わないで距離を置くつもりよっ、と宣言したヘイリー。さらに3ヶ月だけ、教師交換プログラムを利用してアラスカにやってきた。が、初日に好みの男性にであってとっさに嘘をついてしまった。私には夫が居るの。
 ヘイリーって、なんていうのか、単純? まぁ、恋愛依存症なんだ、なんとかしなくっちゃ、って行動するトコは評価するけど、自分の嘘で身動きとれなくなってしまうあたりがねえ。お馬鹿だなぁ。そんで素直で単純で嘘が下手なので、実のところみんなバレバレだったりするし、罪悪感できちきちになってるし罪がないといえばないかしら。頑固だけど。
 とりあえず嘘は下手だから、つくまえによーく考えた方がいいと思うよ~?

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