時代もの

時代小説 和田はつ子、佐伯泰英

時代小説

「笑う幽霊 余々姫夢見帖」 和田はつ子 廣済堂文庫
 ※ 余々姫がすごくいいですよ~。将軍家の末姫として育った余々姫が父の許しを得て側用人のもとでおしのびの暮らしをすることになり、夢枕に立つ亡き母の助けを借りて事件の解決をするという……はしょるとナニがなにやらですが面白いです。
 なにしろ余々姫がね、可愛いし素直だし、身分の割に奢ったところも無く好奇心旺盛で今までしたこともない料理も裁縫もがんばっちゃうし、感受性も強く事件が悲劇をあらわにするたびに心を砕く。いやもう、こんないい子で出来すぎじゃないの、とか思わないでもないですが何しろお姫様育ちなのでそれで良いような気になっちゃうんですよね。
 今月半ばには新刊もでるそうで、お転婆というわけではないけれどつつましやかでおっとりしてるだけでもない可愛い余々姫の活躍が楽しみです。
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4331612988 笑う幽霊―余々姫夢見帖 (廣済堂文庫 わ 6-1)
和田 はつ子
廣済堂出版 2007-09-14

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居眠り磐音 江戸双紙 陽炎ノ辻」
居眠り磐音 江戸双紙
 寒雷ノ坂」 
居眠り磐音 江戸双紙
 花芒ノ海」 佐伯泰英 双葉文庫
 ※ テレビ時代劇にもなりました居眠り磐音のシリーズです。うん、素直に面白いんじゃないでしょうか。好みから言えば少し、たとえは変ですが少年マンガよりな感じが微妙です。えーと、最後は力で解決しちゃうとこ? ジャンプみたいっていうかー。
 とはいえ最初はホントに青臭いというかおぼっちゃんくさかった磐音がどんどん魅力的になってくし、脇の登場人物も海千山千で、どんな身分職業の人物もきちんと自分の生き方に責任をもっているところがすごくいいと思う。磐音もこのまま力に溺れずにいければいいよねぇ。
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4575661260 陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙 (双葉文庫)
佐伯 泰英
双葉社 2002-04

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">寒雷ノ坂―居眠り磐音江戸双紙 (双葉文庫)
">花芒ノ海―居眠り磐音江戸双紙 (双葉文庫)

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時代小説 和田はつ子、佐伯泰英

時代小説

口中医桂助事件帖 すみれ便り」 和田はつ子 小学館文庫
 ※ 今回は大悪党との直接対決はないので少し息をつく感じがあります。とはいえ事件の陰にひそむものがないわけでもないです。
 そんな中、病のために歯を抜かなくてはならなくなった少女のために良い入れ歯師を探すうち本橋と出会うのですが、本橋はある事情から生きる意欲をなくしています。本橋に気を使う桂助になんだか面白くなくて悋気を起こしている鋼次が相変わらずです。ちょっとうっとうしいんじゃねぇ? と思わないでもないですが、他が皆おだやかで内にこもるような人物ばっかりだからちょうどいいのかも。(ヒロインのはずの志保が影が薄いのもいつものことですね)
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4094081771 口中医桂助事件帖 すみれ便り (小学館文庫 わ 7-5 口中医桂助事件帖)
和田 はつ子
小学館 2007-06-06

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古着屋総兵衛影始末 死闘!」 佐伯泰英 徳間文庫
 ※ 佐伯泰英という作家がすごいらしい、と聞き及んでこれならシリーズ1冊目だし、と買い込んで積んだのがもう……2、いや3年前くらい? ようやく読みました。(遅すぎ)
 徳川家康の命を受け表家業は古着屋として、その実徳川家の危急の際に影で働く隠れ旗本である大黒屋総兵衛と、それに成り代わろうとする悪人との文字通り「死闘」の話です。息つく間もなく襲ってくる敵に対して一歩も引かずに戦う総兵衛たちもいいし、もしかしたらここが綻びるかも、と思わせる弱みが見えたりするのにも煽られて先を追うように読みました。とても面白かったです。
 でも、私は組織vs組織の抗争(やくざじゃないだろ)よりももっとこう、市井の人間の話の方が好きなんだなぁ。話はすごくうまいと思うし面白かったから、じゃあ別のシリーズを読んでみようかな、と思います。
">死闘! (徳間文庫―古着屋総兵衛影始末) (←アマゾン)
"> (←楽天)

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時代もの 宇江佐真理、山中公男

時代小説

「卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし」 宇江佐真理 講談社文庫
 ※ 捕り物もありの人情もの、とてもいい塩梅で面白かったです。
 食い道楽な舅の書き記す「食べ物」の話をエピソードにからめながらすれ違った気持ちを持ちかねる夫婦の関係が描かれています。世間知らずの妻が自立しながら自分の狭さに気がつくのと同様、かたくなだった夫もまた自分と妻への気持ちに向き合うようになります。(どっかハーレクインと構造が似ている感じがするなぁ) 江戸に時代を移しての女性の自立心とか男性の意識改革とか、おおげさなことをいうとそういう感じの話しかな、なんて。いやまぁこんな硬いこと、読んでる間はカケラも考えませんけどね。
 登場人物がしっかりしていて気持ちに嘘がない感じが良いです。なかなかうまくあわない二人や、そんな二人をやきもきしながら見守る人たちにすんなり同調して一気に読んじゃいました~。
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4062757796 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし (講談社文庫)
宇江佐 真理
講談社 2007-07-14


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「煮売屋の入り婿 湯島坂下狂騒記」 山中公男 学研M文庫
 ※ お話の出来はいいし文章もうまいし充分面白いです。が、主要人物がムサいおっさんばっかりなのがちょっと、ねぇ?
 まぁ、なんで買ったかといえば「煮売り屋」って単語になんだか惹かれたんですねぇ。もうちょっと入り婿どのが活躍する捕り物かなんかと思ってたんですがね、まったくの蚊帳の外でした。
 そうだなぁ、香具師の三州が薀蓄と知恵で知り合った煮売り屋を助けるとことか、なんとなく都筑道夫さんの砂絵かきセンセーみたいな感じかも。でも比べるとかなり泥臭い感じがするし登場人物の機微とかこー、微妙に好みじゃない反応をするのね。自分は次は買わないと思うけど、好みが当たれば面白いお話だと思います。

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4059004650 煮売屋の入り婿―湯島坂下狂騒記
山中 公男
学習研究社 2007-03


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「やさぐれ三匹事件帖」和田はつ子

時代小説

「やさぐれ三匹事件帖」
やさぐれ三匹事件帖 恋刀」 和田はつ子 ベスト時代文庫

 ※ 和田さんのお話はこう、勧善懲悪とか悪をなぎ倒すとかのアクションものでもなく、かといって人情ものというにはなんとなく微妙にすっきりしない感じがあるのだけどやっぱりそんな感じ。
 でも、というか主人公三人それぞれの性格や立場の違いがそれぞれのベクトルを向きながら調和しているのが面白い。生真面目な同心、和木が事なかれな上の意向でなかなか思うままに事件に向かえない時に、検屍を頼む据物師(処刑人を兼ねた刀の鑑定士だそうだ)林源左衛門と闊達な蘭方医、園田に相談して事件を追ったりもする。謎解きの方は、なんか園田が頭がよすぎて普通の人が思考を追えないタイプの推理をするので読んでてちょっと強引な印象があるかな。
 さて、才能があって剣の達人で奔放な園田は格好いいけれど、今のところ謎が多すぎてどこか胡散臭くて気がそれる。和木はどこか型どおりに話を進めるばかりで今ひとつ深みが感じられない気がする。で、一番人物が書けてるなぁと思うのは本来狂言回し的役割になるんじゃないかと思われる林ですね。浪人ではあるけれど名のある家の当主である。とはいえ役目ゆえに下に見られることも多く、人はいいが屈折したところもある。和木の妹に恋をしていて花を贈っては迷惑だったかもとしょげたり、嫁を薦める母に辟易していたり好感が持てるのよ。まぁ、話がすすむうちに園田の謎あたりも描き込んでくれるんじゃないかとは思うんだけどね。
(↓アマゾン)
">やさぐれ三匹事件帖">恋刀 やさぐれ三匹事件帖 (ベスト時代文庫 わ 1-2) 
 ところで、ベスト時代文庫は何を考えてこんなシリーズタイトルつけたんでしょうか。読むとなんか違う感がふつふつしてくるんですが。だいたい、三人とも全員立派に家を構えてるじゃないのねぇ。(言葉本来の意味にとるのが間違いですかね) てーか、「やさぐれ」って言葉にはもっとこう、荒れた印象があるんだけど。浪人は浪人でも長屋暮らししてるとかさぁ。どうよ?

「やさぐれ三匹事件帖」
やさぐれ三匹事件帖 恋刀」 和田はつ子 ベスト時代文庫

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~1/22 「ねこのばば」畠中恵

時代小説

「ねこのばば」 畠中恵 新潮文庫
 ※ 相変わらず若だんながほんわりしてていいねぇ。ところで今回、仁吉たちの人でなしな過保護ぶりがあまり見られなかったような気がします。慣れちゃっただけかしらん。
 このシリーズは若だんなや鳴家たちがのんびり見えるからお話も楽に読めるけれど、でも本当は少しばかり苦しかったり悲しかったりせつなかったりもするのです。でもねぇ、どんなに曇り空が続いても時には嵐の日があっても。にっこり気の合うものといっしょに笑っていられるならそれが一番嬉しいことじゃないですか。
 若だんながねえ、具合が悪くて寝込んでばっかりでどうしてこんなに辛いことばっかり、っていじけたりしなかったのはもちろん栄吉や過保護な父母も含めてですがやっぱり仁吉や佐助や、鳴家たちがそばにいたからなんだろうなぁ。まぁ、おかげで苦労性にはなったみたいですけどねぇ?
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4101461236 ねこのばば
畠中 恵
新潮社 2006-11


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 うふふ。鳴家らぶなのよ~。ウチにもいるかなぁ、見えるといいのになぁ。

「ねこのばば」 畠中恵 新潮文庫

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10/16~/25 「口中医桂助事件帖」和田はつ子

時代小説

口中医桂助事件帖 南天うさぎ」
口中医桂助事件帖 手鞠花おゆう」

口中医桂助事件帖 花びら葵」
口中医桂助事件帖 葉桜慕情」 和田はつ子 小学館文庫

 ※ 時代小説の職業にはめずらしい口中医、すなわち歯医者さんが主人公です。いや、時代小説の主人公の職業としては珍しいですが江戸時代にもちゃんとあった職業のようです。って、そりゃそうか。歯の痛みはいつの時代も辛いもんだし。
 どこまでも実直な桂助と彼に憧れて診療所の手伝いをしている志保、診療所に房楊枝(今の歯ブラシ)を作りおさめる傍ら桂助の助けになる綱次。弱い者を見捨てられずに何かと事件に巻き込まれ、あるいは首をつっこむ桂助だが、時に桂助の出生の事情も関わって大事となっていく。
 短編集なのですが、ひとつひとつの話を読み終えても今ひとつ後味の悪いような気持ちが残ります。そりゃ、勧善懲悪って訳にはいかないんだけどさ、と思ってたら巻の最後でそれまでの短編のあれこれをがーって収束してまとめあげてくれました。なるほどね。
 短い一編ごとにひとくぎりがつき、一巻ごとにその流れがまとめられ、更に巻をおうごとに大事の悪人とのかけひきも動く……。なかなか読ませるというか、続きが気になるというか。これから先、いつかしなくてはならないのだろう桂助の決断を待つのみです。

">口中医桂助事件帖 南天うさぎ (←アマゾン)
">オンライン書店ビーケーワン:南天うさぎ (←bk1)

">手鞠花おゆう (←アマゾン)
">オンライン書店ビーケーワン:手鞠花おゆう (←bk1)

">花びら葵―口中医桂助事件帖 (←アマゾン)
">花びら葵 (←bk1)

">口中医桂助事件帖 葉桜慕情 (←アマゾン)
">オンライン書店ビーケーワン:葉桜慕情 (←bk1)

 

「口中医桂助事件帖」 和田はつ子 小学館文庫

 なんで「花びら葵」の書影だけないのよ……bk1。帯なしの画像が欲しいのにぃ。

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10/13 「道長の冒険」平岩弓枝

時代ものっていうか、ファンタジーっていうか

「平安妖異伝 道長の冒険」 平岩弓枝 新潮文庫
 ※ 平岩弓枝にしてはめずらしい平安で妖怪で幻想的な作品です。
 藤原道長は大抵の物語で野心的で悪辣な人物として描かれていたりするんですが、この道長は信心深く、あまり二心のない清廉な人物です。
 春も近いはずなのに京は怪異の仕業かあちこちが凍り付いている。さらに前作「平安妖異伝」で苦楽を共にした真比呂が根の国に囚われていると聞き、知らせを持ってきた虎麿を従えて助けに向かう。誠意と信心をもってあやかしに立ち向かう道長といい、現実とも思われない雪と氷に閉ざされた幻想的な世界といい、主人公が少年であれば児童書であろうかと思う文章です。
 もっとも主人公が少年ではたちゆかない物語でもあるのですが。多少説教くさく古くさいような文章が平安時代としてあたりまえの考え方、生き方を強調して神とともにあった時代の冒険を引き立てます。
 前作はライトノベル読みにはまだしもなじみのある特別な能力をもつ真比呂と共に個々の妖魔怪異と戦う話でした。が、この話はさらに神によって囚われた真比呂を救いにいく冒険譚として……あっ、RPGみたい? 戦いに役立つアイテムをゲットしつつ目的地に向かってラスボスに相対する、うん。まちがってないな。……で、さすが平岩弓枝というか、そのRPGな話がこれほど神秘的というか幻想的というか、児童文学的な文章に仕上がっています。
 従者となる虎麿が可愛げがあっていいです。
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4101241171 道長の冒険―平安妖異伝
平岩 弓枝
新潮社 2006-09

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">道長の冒険 (←bk1)

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9/25 「黒く塗れ 髪結い伊三次捕り物余話」宇江左真理

時代小説

「黒く塗れ 髪結い伊三次捕り物余話」 宇江左真理 文春文庫
 ※ やっぱり好きなシリーズですね。
 もともと人情家ではあったけどどっかとんがってた伊三次もややが出来て大分丸くなってきたようですかねぇ。赤ん坊がいつ生まれるのかとお文に確認するとこなんてじゃれあうようでいいなぁ。

「いつ生まれるのよ」
「ちょいと、鬱陶しいよ。離れておくれ」
「よう、いつなんだってば」
「来年の春だよ」
「……そうか。春か……」

 とはいえ表題作「黒く塗れ」は結構がっしりとした謎解きになっています。わけの解らぬうちに犯罪に巻き込まれた人たちを助けようと伊三次が奔走します。そんなに上手くいくかなぁ、とか思わないこともないけどまぁ。ね。
 好きな話は「夢おぼろ」かな。
 人はいいけどへたれな武士とわがまま女剣士が、それなりに幸せになるといいんですけどねぇ? この話、不破の息子の龍之介がなかなか格好よくっていいっすよ。
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4167640066 黒く塗れ―髪結い伊三次捕物余話
宇江佐 真理
文藝春秋 2006-09


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">黒く塗れ (←bk1)

「黒く塗れ 髪結い伊三次捕り物余話」 宇江左真理 文春文庫

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「さらい屋 五葉」 オノ・ナツメ

「さらい屋 五葉」 オノ・ナツメ 小学館IKKIコミックス
 ※ 「さらい屋」ってなんだろうと思ってました。たほいやと同じようなもん?とか抜けたことを考えたり。読んで納得、そりゃそうか~。(あのね……)
 さて、「リストランテ・パラディーゾ」であれだけイタリアーンな雰囲気を出してたオノさんが江戸ものなんですか、はぁ。と思ってたんですが、この癖のある絵柄にして立派に充分素晴らしく江戸です。うわーすご。なんだろう、背景の細かいトコまできっちり時代が描き込まれてるとか、言葉遣いがそれはもう見事にちゃんとしてるとか(気の弱い浪人だったり、尊大な商人だったり玄人筋の姐さんだったり)端々まで行き届いてるっていうの? 時代物好きも安心して読めます。

 話は気の弱い浪人の秋津が、用心棒を首になるところから始まる。仕事を探すものの頼りなさが災いして見つからず、そこをヤクザ者の弥一に誘われる。受けた仕事は初めに知らされたほど綺麗なものではなかったけれど、事情があって金を必要としていたものでずるずると回を重ねてしまう……。だがそれだけではなくてひょうひょうと見える弥一の魅力や、仲間内の居心地のよさに惹かれてもいるのだ。
 江戸なんざキレイなばっかりじゃねえ。勧善懲悪で割り切れるなんてそんなこたァあるわけはねェんだよ。

「そう、その余裕なのでござる。
そういうふうに笑いたいものでござる」
「笑おうとすりゃ、いくらでも笑えるもんだぜ?」

 金のためと言い切る弥一に、悪いことと思い悩みながらもやはり金のために流されていく秋津。
 うーん、この弥一がやたら色気のある顔しててねぇ。こう、厭世的なというか冷めた目つきで観察してるみたいな。で、秋津は気が弱くて流されているようでもいつも一生懸命考えて考えて、そうしてようやくに流されているみたいなの。頑固というのとも違うか、でもただ気弱なだけではないところがちゃんと見える。
 表情がねぇ、その奥底の何かをみせているようで目が離せない感じがするのよ。その台詞を吐きながら、ホントは何考えてんの?って、見せない感情を揺さぶってやりたくなる……。うっわ、タチ悪ぅ。こーゆー男に惚れたら泣かされるよねぇ。(どんどん話がずれてますな)

「俺らしくねえってのは 俺が一番分かってるさ」

 なんか、どうひねってもうまくは言えないみたいだからこのまんま行くことにする。なにゆってんのかわかんねぇって思ったら読んでみてくれるといいなぁ? そしたらわかるかも。わかんないかも。(放棄か、アンタ)
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4091883265 さらい屋五葉 1 (1)
オノ ナツメ
小学館 2006-07-28

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 江戸の夜は暗い。底が知れぬほどに。

「さらい屋 五葉」 オノ・ナツメ 小学館IKKIコミックス

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「必殺からくり人」(DVD BOXセット)

「必殺からくり人」(DVD BOXセット)

 いきなりなんだとお思いでしょうが、いや、なんかいきなりそんな気になったもので購入しました。おお、歳がバレる(いまさら)。

 「からくり人」の印象が強いせいで必殺シリーズは藤田まことより山田五十鈴だと思ってるし、凄惨なラストで締めるものだと思ってる。なんで後期のぬるい仕事人は好みじゃない。映像はキレイなんだけどね。

 平日に手元に来たんじゃ全13話見るのは無理。てわけでとりあえずラスト2話だけは見なくっちゃ~、と言いながらなぜかラスト4話分見ました。

 そりゃもうっ。
 最終2話の壮絶なことといったら泣けるのなんのって。
そんなに再放送みた覚えもないしビデオとってたわけもないのに、記憶力悪くて覚えが悪い自信あるのに印象的なところはちゃーんと覚えてたってのが我ながらすごいね。 いくらか混乱してたけど。

 仲間を巻き込みたくなくて一人大きな敵に立ち向かうために姿を消す時次郎も、そんな時次郎を止めることもかなわずせめて邪魔をしないようにと言われたようにそのときのアリバイをつくろうからくり人たちも。
 その、時の。切り取られたその気持ちの。表情の。
 静かな一瞬が胸に痛い。

週末に残りも見る予定です。
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B0000AZSP2 必殺からくり人(BOXセット)
緒形拳 森田健作 ジュディ・オング
キングレコード 2003-10-01

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